日本人の正座文化、私はニガテ!⇒特殊アイテムでナンチャッテ正座 | JOYJOY〇JAPAN
和室に明かり障子、違い棚、文机、電灯、墨と筆・・・。
日本の昔ながらの書斎の風景、憧れます。
そして、そういう場所に座るときは決まって「正座」。日本人らしいスタイルです。
ヒザをそろえて、両足の親指を軽く重ねて(私はそう習った)、
姿勢を正して座る。男性なら胡坐(あぐら)でもいいかもしれないけど、
女性なら正座しか許されません。
正しく正座すると、非常に美しい。背筋も伸び、身も心も引き締まる思いがします。
ただ、私はこれが苦痛で仕方ない。おもに正座する場面といえば、法事です。
もうね、足のしびれと関節の痛みで、法話どころじゃなかった(笑)。
「お願い、とにかく早く時間が過ぎて・・・!」と願う一心でした(不謹慎)。
足の関節が、正座に不向きな日本人もじつは多いんです。
というワケで、私、こんなモノを持っています。
足の関節が痛むお年寄りの方にもやさしい設計です。
やっぱり法事のときは、正座がいいんですよ。お坊さまだって正座ですしね。
でも、そこで「ちょっと失礼」とイスに座っちゃうと、
お坊さまを見下ろすカタチになっちゃうんです。
さらに、目上の親族の皆さんまで見下ろしてしまう。これはどうも居心地が悪い。
親族の間にいて、頭ひとつ飛び出ているというのも、どうも落ち着きません。
というわけで・・・
でも、まだまだ法事などのお座敷行事のときは、正座する場面が多いんです。
そんなときにコレです!「正座椅子」。
正座の前にサッとこれをセットし、お尻の下に滑り込ませる。
座面はすごく小さいんですが、姿勢を正している限りは、転倒する危険もなく、
とっても安定します。クッション性も高いです。
タテにもヨコにも使えます。坐骨の真下に敷く感じで座ります。
正座ってけっしてラクな座り方ではないんですよね。
関節が弱いお年寄りの方は、立ち上がりのときにヒザが痛んだり、
シビレでよろめいたりと、けっこう大変。
だから、こういうアイテムは今後、高齢化が進む日本で必須になってくるんじゃないでしょうか?
法事のときは「正座でなきゃいけない」という空気、まだまだ残ってますしね。
また、お茶会なんかでも正座するシーンがたびたびあります。
退室の際に、張り替えたばかりのフスマを突き破って廊下へ転がり出たそうです(笑)
お茶の先生にはひどく叱られ、持っていたお盆や茶菓子もひっくり返して、
もう散々だったようです。
姉はその後、茶道部をみずから辞めました。
ちなみにふすまの修繕費用は、部費から出してくれたそうです。
高いふすまだったため、おそらく大出費だったことでしょう・・・。
とまぁ、日本人の正座はイロイロと大変なのです。