回らない寿司ってドキドキするよね…マナーや作法が謎すぎる! | JOYJOY〇JAPAN
高級すし店、入ったことはありますか?
「お馴染みの店を持っている」「まだ行ったことないけど怖い」「行けない」など
一人一人、”回らない寿司”へのイメージをお持ちだと思います。
昔から高級すし店のイメージは、マンガやドラマ、噂などで
「緊張する」「予算が心配」「板前さんが無口」という感じ。
さてさて、実際のところどうなんでしょうね。
私自身、回らないお寿司屋さんには、過去に1度しか行ったことがありません。
回る寿司なら1人でも入れそうなものなのに、
「寿司が回らない」というだけで、にわかにアップする緊張感・・・。
■入店するときは、板さんに挨拶するのか?
■暖簾は何番めを分けて入るのか?
■おひやは最初に手を付けてもいいのか?
■何から注文すればいいのか?
■醤油はどうやってつけるのか?
■私語は慎むべきなのか?
■板前さんと何か会話すべきなのか?
■年齢が若いと入りづらいのか?
■お勘定のときは何て言えばいいのか?
ざっと考えただけでも、これほどの疑問が浮かんでくる・・・。
「こんなに悩むのなら、回る寿司でフランクに楽しめばいいじゃない」とさえ思える。
こうして事前にウダウダ悩んでしまう自分、いかにも日本人の悪い思考のクセが出ていて
自分でもほとほとイヤになるところ(笑)。
かつての会社の上司のオゴリで、年末に駅前一等地の老舗すし屋に
同僚2人で訪れたことがあります。しかも、肝心の上司は残業で
来れるかどうか分からないとのこと(!)。若輩者2人で初めてのお店。
しかもかなり早い時間だったため、店内にお客さんは我々2人だけでした。
カウンターで板前さんの目の前に座り、小さくなっている我々・・・。
時計の音だけが響いて、おしぼりとお水が置かれ、「何にしましょう」と言われました。
板さんは無口でしたが、怖そうな感じはなかったです。(時代かもしれませんが)
漫画などでは「とりあえずコハダで」みたいな会話から入るんでしょうが、
若い私たちは「何にしよう・・・」と動揺。何を注文したかも覚えていません。
基本は、味の薄いものからだんだん濃いものを注文するのがいいそうですが、
絶対的なルールはとくにないのだそうです。そうなんだ・・・!
マナー違反をして、板さんを不機嫌にさせたらどうしようとか、
そんなことばかり考えてましたが、美味しくいただくのが一番なんですよね。
ただ、店内はBGMもなく、会話が途切れたときの無音空間は
若い者にとっては若干心苦しい時間でしたね。
「ネタに醤油をつけすぎるのは失礼(=味が醤油に負けて分からなくなるから)」など
知っている限りのマナーは守ったつもりですが、
お品書きには値段も書かれておらず、
「どこで打ち止めにしようか、いくら食べたのか」などが曖昧で、非常に悩んだものです。
ちなみに、お醤油を付けるのはネタの部分のみで、シャリにはつけないがいいそうです。
シャリにお醤油が沁みると、パラパラと醤油皿の中に米粒が落ちてみっともないため。
握りを裏返す行為はNGではないので、
ひっくり返してネタのみにお醤油を浸し、頂くのが良いそうです。
板さんの立つ場所は、かなり高い位置になるので、上から見下ろされつつ
寿司を頂くことになります。それがけっこう緊張の元でしたね。
あまり「失敗しないように、しないように」と考えながら頂くのも
かえって失礼に当たるので、最低限粗相のないようにしていれば、
あとは普通通りにおいしく頂くのがいいみたいです。