海外にいて痛感した日本の良い所、悪い所!「日本のパンとアメリカのパン」の違い
もう十年以上も前のことになりますが、アメリカ人の友人が初めて日本に来て私の実家に泊まったときの話です。
我が家では朝食はパン派だったので、当然のように朝ごはんに食パンを友人に出してあげました。
そのパンを一口食べたとたん、彼は目を見開いて「なんだこのパン!めちゃくちゃやわらかくて甘くて、すごくおいしい!」と感激していました。
物心ついたときから食べていた食パンだし、私にとっては特段目を見張るほどおいしいと思ったことはなかったのですが、彼にとって日本の食パンは衝撃的なおいしさだったようです。
それ以前に自分もアメリカを訪れていたので、スーパーに売っているパンはいろいろと食べたことはありました。
確かに日本の食パンと比べてカサっとしているというか、水分は少なめに感じましたが、ライ麦入りや全粒粉入り、ナッツの入ったものなどバラエティに富んでいて、まずいとは思ったことはなかったので、彼の反応には正直驚きました。
その彼が余りにも日本の食パンを褒めちぎるので、なぜなんだろうといろいろ考えてみました。
アメリカではいわゆるお弁当として学校に持っていくランチボックス用にサンドイッチを作ることが多いためか、パンは薄めに切ってあり甘い味ではありません。
サンドイッチにしたときに具の水分を吸ってもちょうどよくなるように、パン自体の水分も少なめに作ってあるようで、そのあたり、日本の食パンにはやわらかさ、甘さとも劣るのかな?とも思いました。
日本とアメリカ「ケチャップ」の違い
パン以外で日本とアメリカで大きく違うなーと思ったのが、ケチャップです。
といっても、味は比較すれば確かに違うのでしょうが、私がいつも気になっていたのはケチャップの容器です。
最近はさすがにプラスチック容器もあるのかもしれませんが、昔はアメリカのレストランで遭遇するケチャップは必ずといっていいほどガラスの細いビンに入っていました。
ケチャップを出すときはその容器を皿の上でさかさまにして、ビンの底を手でぽんぽんたたくんです。
細いビンといっても口はどろっとしたケチャップ用に広くなっているので、底をぽんぽんすると、当然どぼっと皿の上に出てしまいます。
付け合せの大盛りのポテトを食べるためとはいえ、さすがに出すぎだろう、と毎回思い、事実ケチャップはいつもあまっていました。
日本人はきっと出しやすいようにとか無駄のないようにとか考えてチューブにしたのでしょうが、アメリカの人はなぜビンのケチャップにこだわるのか、疑問に思っています。
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