アメリカの食生活から気がついた「日本食」の良さ
学生時代アメリカへ留学していたときの話ですが、私はあちらに着いて3日で日本食が恋しくなりました。
学校に併設されている寮に住んでいたのですが、節約したいという思いもあり、1日3食は寮内の学食で食べていました。
国立の大学ということもあるのか、朝はゴムのようなベーコンにかちかちのワッフル、冷めた薄い味のスープ。
勝手に美味しいパンケーキやサラダが出るのかと想像していたアメリカンブレックファーストとは程遠い物で、朝はご飯にお味噌汁が好きな私にはきつかったです。
そこで思ったのは、アメリカの食生活って胃が休まることがなく、常に味が濃くボリュームがあるとこうことです。
夜もハンバーグやチキン、横に添えてあるマッシュポテトに全て同じソース(グレイビーソース)がかかっており、口の中で素材の味よりもソースの味がするくらいしつこいのです。
体調の良くないときや、あまり食欲のない時に出されると、本当に何も食べられなくなるほどの内容でした。
和食は日本の【伝統文化】
考えてみると日本食は、その日の体調や好み、予定により、食の選択肢は広がります。
お腹の調子のよくない時にはお粥やうどん。
ピクニックや忙しい時など、外で手軽に何かを食べたいときにはオニギリにするなど、食のバリエーションが多く、またその味付けも様々です。
また、出汁を活かした薄味にすることにより、より健康的に食生活を送ることが出来ます。
日本に居た時には気が付かなかった素材そのものの味を生かした和食は、世界に誇るべき日本の伝統文化だと思いました。
おにぎりは日本の伝統文化の良さが詰まっている食べ物?!
以前、外国人の友達に日本食の作り方を紹介したのですが、とても喜ばれました。
オニギリは、中身に何を入れてもいいし、何より手軽で美味しい。
子供のお弁当にはピッタリですし、グルテンフリーブームの中、改めて米の良さを再認識したようです。
また丁寧に出汁を取ったお味噌汁は、心も体もホッと休まるもので、オニギリ同様、自分の好きな具を入れられるため、外国人にはとても人気でした。
オニギリにお味噌汁は、本当に日本の良い伝統だと思います。
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