海外の人は日本人をどう評価しているのか?
日本人は礼儀正しいと海外では評価されている、と日本のマスコミが報じているのをよく目にします。
実際に海外に行くと本当に日本人は礼儀正しいのか、と疑問を感じることも多いです。
一番疑問を感じるのは、周囲への気遣いができていない時です。
年齢を問わず団体行動(3人以上)になると、大声でしゃべったり通行の邪魔になっていても気付かないでいるのをよく見かけます。
人にぶつかっても「ごめんなさい」が言えない人や、そもそもぶつかったことに気付かない人も少なくありません。
お店に入って、それが少し高級なお店だったとしても、店員への挨拶や断りもなく触りまくって陳列を乱したまま平気な人もいます。
特にフランスやイタリアなどヨーロッパではお店の人へはまず「こんにちは」と挨拶するのが一般的だとされています。
そのため、何も言わずに入ってきて店員さんと目も合わせず商品を物色している東洋人は、ちょっと不審人物に見えます。
アジアの国なら普通だろうと思うかもしれませんが、中華圏その他に行っても、店員さんが戸惑っているのを見ることがあります。
よその国の人のことだと思うかもしれません。また、以前はともかく最近はそうでもないと思うかもしれません。
でもこれが事実なのです。
「ちょっと一言」は万国共通のコミュニケーションを円滑にする方法だと思います。
日本人は周囲への気遣いができる民族
日本人は礼儀正しくないのか?というとそんなことはありません。
外国では日本人を礼儀正しいと評価してくれているんだ、と感じることも多くあります。
自由席のツアーバスで、気付かずに他の人が既に場所取りしていたらしい席に座ってしまった時、最初は周囲からブーイングを浴びたことがあります。
しかし、知らずに座ってしまったことと日本人であるらしいことが分かった瞬間、周囲の態度が一変しました。
その後では言葉も通じない周囲の人(イタリア圏)とのおしゃべりに花が咲き、
「傍若無人なふるまいをすることはない」
と評価されている日本人であることを誇らしく感じました。
実際、強引かつ驕慢な態度でお店の人に接する日本人を見ることはあまりありません。
(日本国内でもえらそうにしているんだろうなあ、と思われる人を見かけることはたまにありますが。)
もともと日本人は周囲への気遣いができる、又は日常生活に必須の民族だと思います。
最近は人が増え過ぎた都会で疲れて、「ちょっと一言」言うのがめんどくさくなった人が増えたのかもしれません。
一人だけで行動している日本人旅行者の立ち居振る舞いは、やはり「礼儀正しいなあ」と感じることが多いので。
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