イギリス人カップルの結婚式は日本とこんなに違う! | JOYJOY〇JAPAN
イギリス人の2〜30代のカップルの結婚式に参列した時、日本の感覚でいた私は驚愕することがたくさんでした。
まず、「日本の結婚式」といっても今や千差万別なので一概には言えませんが、伝統的なことを言えば、当日のシナリオはばっちりと完成させて時間通りに進めると思います。
それは色々な理由もありながら、多少なりとも列席者への気遣いが含まれていると思います。
しかし、英国式の結婚式は列席者への気遣いは特に重要視されません。
数年前、私がイギリスで式に参列した時のこと。
ホテルで式を挙げた後、新郎新婦と友人数名が車に乗ってどこかへ行ってしまい、他の列席者はバーで待機させられていました。
取り残された友人に、いつ帰ってくるのか聞いても、誰もわからず。
実は、外に写真撮影に行ってしまっていたそうです。
結局2〜3時間後に戻ってきて、披露宴が開始されました。
こちらは手持ち無沙汰です。
披露宴では、日本と同じく新郎新婦は前方に座わります。
そしてその両隣にそれぞれのご両親が座られます。
特にマイク席もなく、新郎の父、新婦の父、ベストマン、新郎のスピーチはそれぞれの席から地声で行っていました。
そして新郎からベストマンへお礼のプレゼント贈呈。
といっても、そのプレゼントもお酒を飲むコップを新郎ご本人が包んでおり、日本ではありえない見た目。
包装紙にも気を使う日本人としては、愕然でした。
そして一斉に食事タイムへ。
一切何の出し物もなくひたすら食すのみ。
すると、新郎新婦はじめ列席者が席を立ちどこかへ行ってしまいました。
隣の人にどこに行ったのか聞くと、「タバコを吸いにいったんだよ」と。
会場は私含め5人ほどしか残っていませんでした。
休憩タイム?新郎新婦が披露宴中にタバコを吸いに出て行くというのは、日本ではなかなかないと思います。
ここまで感覚は違うのか!と驚かされ、新しい感覚に笑いが止まりませんでした。
そして、戻ってきてからケーキ入刀、配膳。
とにかく近辺の人とおしゃべりしまくって、披露宴終了。
日本人は列席者が前に集まって新郎新婦と写真を撮ろうとして忙しいと思いますが、ここでは列席者が席を立って写真を撮るという光景はありませんでした。
もちろん、一概に今回の式や披露宴がイギリスを代表するものであるとは断言できませんが、異文化体験にますます日本はどんなところに気を遣う性格なのかがよくわかりました。