日本のクルマが”右ハンドル左側走行”なのはナゼか⇒侍の名残? | JOYJOY〇JAPAN
TVで韓国ドラマを放送中、運転者の視点からのシーンがありました。
そのとき、「ん?何か変だな・・・」と思ったら、左ハンドル&右側走行だったんです。
日本とは真逆だったので、なんだか運転シーンを観てると危なっかしく感じてしまいました。
でも、海外では左ハンドル&右側走行がフツウ。同じ東アジアの韓国・中国もそうです。
ところが、同じ中国の中でも香港&マカオは右ハンドルなのだそうです。
ちなみに、韓国メーカーのヒュンダイ(現代)だけは、日本向けに右ハンドルを製造しているそう。
あえて左ハンドル仕様を選んでいるとのこと。
「運転しづらくないのかな?」と素人は思ってしまうんですが、
左側走行の左ハンドルにもいくつかメリットがあるんだそうで・・・
出典 https://gazoo.com/
たとえば、左側に車を寄せて停めるとき、ギリギリまで寄せられるということ。
対向車線を走る車に対しても、極限までの左寄せが可能ですよね。
また、「乗りたい車種が左ハンドルしかない」という人も。
ただし、やはり日本の道路は右ハンドルに適していますから、
デメリットは多いようです。駐車券を取る時に遠かったり、
追い越ししづらかったり・・・。「それでも左ハンドルが好き!」という日本人は多いそうです。
左ハンドルが世界基準となったのは、イギリスの影響だと言われています。
日本のように右ハンドルの国は、左ハンドルの国の半数ほど。ちょっと寂しいですね^^
日本人が帯刀していたころまで、歴史はさかのぼります。
往来をゆくとき、侍同士は必ず左側歩行だったそうです。
なぜなら、日本人の多くの利き手が右手であったため、
刀を差すのは左側。もし右側歩行であれば、腰刀の鞘同士がぶつかって
あわや一触即発、なんてことも、そこここで起こり得たわけです。
というわけで、無益な争いを避けるために左側歩行が主流となり、
その名残が車の走行サイドにも影響している、という説があります。
また、侍が抜刀すれば、利き手の右側に刀を構えることになりますが、
これも歩行中に敵と対峙する際に斬りやすいのが理由だったそうです。
そういえば駅構内なんかでも、日本人は無意識に左側歩行になっていますよね。
それも、利き手の右側、がすれ違う相手に対して自由であることが関係しているのかも?
心理学的な面でみると、とても面白い説ですね。
日本の右利き率は90%近くに上るという統計もあるほどで、
大衆心理に基づく歩行スタイルと言ってもいいでしょう。
もちろん、左利きの人がスポーツ面などで有利な側面を持つように、
少数派の利き手を生かしたメリットもいろいろと存在していそうですね。