外国人に人気のレンタル着物、その中に見える日本文化 | JOYJOY〇JAPAN
外国人がイメージする日本らしさといえば、昔からの和の文化がまず挙げられるでしょう。
一番の人気観光地が京都なのも、うなずけます。
国宝や重要文化財が沢山ある京都は古い神社、鳥居、お寺などの建築物があり、ロケーションが最高です。
そんな風景にマッチするのが和服です。
最近、女性に人気なのが、日本らしい観光地で着物を着ること。
京都では、嵐山、嵯峨野、清水寺などでレンタル着物が流行っています。
今はSNSが大流行しています。
観光地での思い出に、着物の写真をアップする女性が増えているのです。
レンタルを利用する女性たちを見ると、大半が外国人女性です。
アジア圏の女性がとても多いのです。
グループで利用している様子です。
3人、4人と連れ立って着物を着て歩いている姿があります。
友達同士なのか、同年代のグループも多いですが、家族連れも大勢見かけます。
それでは、着物のスタイルについて説明します。
まず、ヘアスタイルです。
着物を着る時は、長い髪はまとめることが多いです。
着物スタイルの魅力は、うなじ、と言って女性の首にあると言われているからです。
着物は、露出する部分がきわめて少ない衣装です。
そのような衣装の中でかえって目立つ部分として、うなじが挙げられるのです。
髪をまとめると、首と耳が良く見えますが、他の部分すべてが隠されていると、耳や首の肌に魅力を感じるのです。
次に着物です。
様々な模様の着物があります。
この模様を、文様、もんようと呼んで、昔からの定型デザインが存在します。
レンタルの着物の中にも、定型デザインがプリントされているものもあります。
梅の花の形をデザインした梅鉢という文様や、雪の結晶をデザインした雪輪、という文様があります。
文様は、100種類にもおよび、日本人がいかに細かい物にもデザインを施してきたかを感じます。
モチーフになった素材は身近な植物や虫、かえる、魚、動物などです。
西洋の人には考えもつかない身近な自然をデザインに取り入れてきたのが日本の独創性です。
次に帯です。
帯は着物を巻き付けて着てから、胴体に巻いて結ぶ要の布です。
背中の真ん中で、リボン状に結びます。
最後に、足袋と草履を履いて、着物スタイルの完成です。