日本人は「団結力」が弱い?
海外で学生をしていた頃に感じたことがあります。
それは日本人は基本的には親切だが、団結力や人との協力という面では意外と弱い部分があるのだなぁと感じたことです。
これは特に日本以外のアジア圏の国(例えば中国、台湾、シンガポール、マレーシアなど)と比較するとはっきりと違いが見えてきます。
例えば、これらアジアの国の人達はどちらかと言うと、皆で共同生活を普通にし、食事から掃除からと何かと自分たちで役割分担を決めて協力してやっている人が多くいました。
他人と同空間に住んで協力し、仲良くやっていくという姿勢が文化的に身に付いているのかもしれませんね。
しかし、これを日本人学生ができるかというと、どちらかというと避けたがる人のほうが多いのは確かでしょう。
現代の日本人は団結するのが【めんどくさい】
日本人はそもそも他人と協同して何かをする、空間を分かち合う、というようなこと自体があまり得意ではないように思えました。
ではなぜこの違いが出てくるのでしょうか。
私が思うに、これは現代に生きる日本人が裕福になりすぎて甘やかされて育ってきたからだと思うのです。
他人と別に団結しなくても事が済むという経験を日本国内でいっぱいしているからではないでしょうか。
ですから、海外で今更他人と一致団結して何かをするということ自体が面倒くさいのでしょう。
これからの日本人が努力するべき事
しかし、その一方で、他人と協同作業をすることに慣れている他国の人々は喧嘩をしながらも信頼を深め合い、最終的には絆が深まります。
しかし、一匹狼の日本人はいつも一人なので何か問題が発生した時にはとても弱く、助けてくれる友人さえもいないことがよくあるのです。
なんて悲しいことでしょうね。
東北地方で震災があったとき、日本人は初めて“人との絆がどれだけ大切か”を痛感したという事実は、皆さんにとっても記憶に新しいでしょう。
そういった土台が他のアジア諸国では昔から根強く築かれているように私には思えるのです。
このような面は日本が今後少子高齢化になる上で、他国から大いに見習い、努力していかなければいけない部分ではないでしょうか。
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