アフリカで感じた日本人の「いいところ」「悪いところ」 | JOYJOY〇JAPAN
私は以前、南アフリカ共和国に3年近く滞在しており、そこでの生活は日本とはまるで違ったものでした。
最初は驚きの連続でカルチャーショックを受けることも多々ありましたが、その中でアフリカの良いところ、また日本の良さを再認識するような体験をいくつもしてきました。
まず、人に関して、南アフリカ人はなにせフレンドリーでオープンマインド、相手が何人だろうが分け隔てなく話しかけ、いつでも笑顔を絶やさない明るい国民性です。
そのためか町全体の雰囲気も明るく、もちろん貧困もある国ですが、そんなことを感じさせないほどに人々がパワフルです。
仕事もプライベートも大いに楽しんでいる人が多く、ストレスは特に感じられません。
うつ病などの精神的な病の人にはそれこそ3年の間に一人も遭遇しませんでしたし、悩みをくよくよ悩んでいる人にもあまりであったことがありません。
逆境を日頃からに代えていけるような力強さと、何事にもとにかくポジティブに考える人が多い、そんな国でした。
それに対し日本は、私の周りだけを見ても仕事やプライベートで悩んでいる人は多く、うつ病、引きこもり、ストレスからの疾患など、精神からくるトラブルを抱えている人が多く感じます。
なおかつ、そのほとんどが仕事や家庭など一番切り離せないところからきているため、なかなか解決も難しく苦しんでいる人が多くいます。
日本人にもアフリカ人のように、ある意味少し向こう見ずかもしれませんが、ただ日常の些細なトラブルにあまりくよくよしい一面があってもいいのかな、と当時よく思ったことを覚えています。
また、滞在から感じた日本の良いところは、なんといってもすべての公的機関が責任をもって運営されている面です。
アフリカでは何か被害にあって警察に行っても、ほとんどまともに対応はしてもらえず、郵便局でも電車、イミグレーションでもなんでも、どこにいってもすべてが担当者のさじ加減で運営されているような感じなので、担当者の気分でうまく手続きできるときもああれば、まったく話が進まないことも多々あります。
日本ではお役所などインターネット上で確認した情報に沿って書類等を依頼すれば現地ですんなり手続きができますが、アフリカではその掲載情報事態に間違いがあることがほとんどです。
そんな点で日本はきっちりしていてほんとうに素晴らしいと思いました。