【古きよき日本の原風景。田舎の駅舎を見るとなんだか切なさがこみあげる】
昭和のかおりを残した、山間の田舎の木造駅舎。
そういえば、さいきんの駅舎って、どこもオシャレで先進的になってきてます。
たとえば京都駅。デザイナーさんが手がけたというすごく前衛的な建物です。
建て替えられたとき、しばらくはあまりの斬新さに慣れなくて、
「京都だし木造が良かった・・・」とかいろいろと物申してました。
でも見慣れてくると、「ああ、オシャレだなぁ」ってなる。
しかも京都駅内にはコンサートホールがあって、その音響用の駅舎ってことで
あんなすごいカタチをしているコトが分かり、
出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/
◆京都駅のうねった音響用天井◆
「ああ、やっぱりさすが京都!芸術的だわ」とか勝手なことを言い始める小市民です。
ところで、いっぽうでは・・・
こんな田園風景の中を走る電車もあり。
前方に青々とした山。コンクリートがない風景。
日本も二極化が進んでます。都心と田舎の差が激しい。
私はどちらの風景もスキですが、やっぱりほのぼのするのは、この田舎の風景。
田舎育ちの私は、こういう景色こそ原点に思えるので。
昔はこういう風景に飽き飽きしてたものですが、
今ではその良さがやっと分かる。トシかな?
【1時間に1本しかない、1~2両編成の無人駅。こういう秘境駅はかえって楽しい】
運転席を撮影させていただきました。運転手さんが間近です。
「発車オーライ」とか小声で確認してるのが聞こえます。わくわくです。
計器が懐かしいカタチをしてます。
この駅舎では、今は使われなくなった電車関連の品々を展示してあります。
なんだか切ないです。帽子のデザインが昭和を思わせる。
この色使い、カッコイイです。「威厳のある駅員さん」て感じで。
黒電話・・・!懐かしすぎて衝撃。
私の子供の頃、こんな電話でした。指回し式。今思うとこの仕組み、すごくナゾ!
受話器を置くと「チーン」という金属音がするんですよね(笑)
電話のコードがネジネジしています。このメンドクササすら愛おしい。
このネジネジの理由って単純だったんですよね。
電話を取るときの受話器の向きを、逆にして置いちゃうから、
こんなにコードがねじれちゃうんですよね。TVで話題になった気がする。
このあとFAX付き電話機がメジャーになったけど、今はスカイプみたいにPC通話ができる時代。
固定電話もどんどんカタチが変わっていく。すこしセンチメンタルになります。
電車のタブレット機械。
事故防止のためのすごい仕組みです。電車が安全運行できるための機械。
(※ちょっとややこしいので割愛)
なんだかソソられる形ですよね。「全開」/「半開」の文字の意味、気になりませんか?
切符。切符ってロマンがあります。
切符切りの駅員さんにパンチ穴を開けてもらうのが楽しみでした。
駅によって、いろんなパンチ穴がある。珍しいパンチ穴の駅は人気でした。
このアナログ感、たまりません。
今も切符の多くはこのカタチだけど、色やデザインが違う。
洗練される前のデザインが、一周まわって新しい。
これから、切符レスの時代到来です。
「クレジットカード提示でOK」という線も増えつつあります。
でも私は、「切符はなくなってほしくない」派。
切符って、なくならないように握り締めたり、バッグ奥深くにしまったり。
失くしたら終わりだし、すごくメンドクサイんだけど、
それもまた電車移動の楽しみなんですよね。
「切符がない!」と慌てふためく人の姿もいずれなくなっていくのか・・・と思うと、
勝手なモノで、やっぱりさびしいんです。
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