日本の「横断歩道」は歩行者に親切 | JOYJOY〇JAPAN
台湾の台北市を観光したとき、印象に残ったのは横断歩道の歩行者用信号機でした。
ライトの部分が青い人のマークになっているのは日本と同じなのですが、歩行者が渡れる時間が残り少なくなると、ライトがアニメーションのようになって青い人が急いで歩きだします。
せわしない動きなので、この状態になると何となくあおられる気分になり自然と足が速くなりました。
しかも歩道の段差が大きく、旅行中は台風に見舞われました。
この歩行者を急き立てるような信号機の効果も相まって、台湾の横断歩道は渡るのがけっこう大変、という印象が残っています。
ニューヨークに住む友人を訪ねたときは、歩行者のための青信号の時間が短いと感じました。
信号が青に変わったのと同時に横断歩道を渡り始めないと渡り切れないと感じました。
友人に言わせると、赤信号でも車が走っていなければ自分で判断して横断歩道を渡れば良いということです。
街を歩く人たちを見ていても、ほとんどの人が自分でタイミングを見極めて道を渡っているようで、あまり信号機があてにされていないことが伺えました。
「車が来ていないタイミングを見計らって、さあ渡ろうと思ったのと同時に信号が変わって、だったら自力でタイミングを見極めなくても良かったな、と思うことがよくある」と友人は笑っていました。
海外旅行経験が多いわけではないのですが、上記のような例と比べると日本の横断歩道は、歩行者がゆったり道を渡れると感じます(もっとも旅行先では慣れない環境を歩くため、どうしても自分の行動がゆっくりになりがちなので、ある程度は割り引いて考えたほうが良いとは思います)。
日本の横断歩道の場合、青信号が点滅し始めてから横断歩道に走り込んでも、余裕をもって道を渡れることが少なくありません。
それに甘えているのか、青信号が点滅してから急いで歩道から横断歩道へ走り込む人、赤信号にかわってもダラダラと横断歩道を歩く人がけっこういます。
もう少し早めの行動を心掛けても良いのでは?と思うこともありますが、ともかく歩行者に対する親切さという点では、日本の横断歩道は非常に配慮されているのではないかと思います。