日本の医療制度は素晴らしい!海外に出て初めて気づきました | JOYJOY〇JAPAN
結婚して妊娠中に主人の仕事の都合で渡米しました。
痛感したのは、日本の医療の素晴らしさです。
よく、大きな病気を抱えた小さな子どもが海外での移植のために寄付を集めたり、テレビでERの技術の高さがよくわかるドラマなどが放送されており、私はてっきりアメリカの医療は日本とはくらべものにならないほど進んでいて素晴らしいものなのだと思っていました。
確かに、大きな手術や緊急を要するものについての技術などは発達しているのかもしれません。
しかし、普通の風邪とか、普通の皮膚荒れとか、普通の歯科治療とかが全然だめなんです。
まず、医療制度が全く違います。
日本の医療制度は、保険証があれば自分の好きな医者、どこにでも行けます(紹介状が必要な大病院は除く)。
アメリカの医療制度は、まず国民全員が加入する医療保険というのがありませんので、各自が任意の健康保険に入ります。
入っていない人も多いです。
アメリカの健康保険は任意なので、民間が経営している保険になるので保険料がまず高いです。
それに、入っている保険によって行くことができる病院が違うのです。
病院には系列が色々とあり、指定された系列の病院にしかいけません。
行きたければ行けば良いですが、保険ではカバーされないのです。
そして、アメリカではファミリードクターという制度が取られており、かかりつけ医を決めます。
とにかく何か体の調子がおかしいと最初はファミリードクターに行き、そこから紹介される形になります。
アメリカの病院は予約制が基本なので、何でも予約して行かなければなりません。
風邪をひいたんだけど、と電話をしても「明後日までいっぱいだから無理です」と、普通に言われます。
風邪をひいているのは今です。
明後日に行っても意味がありません。とても不便です。
特に困ったのは歯医者です。
保険に入っているにも関わらず歯科治療の値段はとても高く、普通の虫歯治療が1本で2万円ぐらいしました。
レントゲンも、歯1本に対して何万円、と決まっているので、日本のような全部の歯をレントゲンに取るようなことはほぼありません。
それに、アメリカの歯科治療は少しの虫歯でもかなり大きく削り取って、上からクラウンをかぶせる治療が基本です。
日本ではなるべく歯を残そうとしますが、アメリカでは悪くなったら抜けば良い、という考えなのです。
海外の歯科治療は高い上に技術もイマイチなので、わざわざ航空運賃を払ってまで日本に歯科治療のために一時帰国している人もいるぐらいです。
とにかく海外に出て一番不便だったのは医療についてでした。
日本の医療制度ほどすばらしいものはありません。