海外での暮らしは日本ではあり得ない光景の連続
以前は、よく海外旅行に出かけたものでした。
特にニュージーランドでは6カ月ほど滞在したことがあり、刺激的で楽しい毎日でした。
でも、それ以降はいっさい海外旅行には出かけていません。
なぜなら私はやっぱり「日本が好き」だということを思い知ったから。
その思いに至った経緯についたお話したいと思います。
ニュージーランドでの生活は、確かに刺激はあるけど「安心」はできないという印象でした。
お店で買い物をしようと並んでいると「いよいよ私の番」と思った瞬間に急にレジが閉鎖してしまいます。
理由は店員さんの勤務時間が終了したためです。
これは日本ではまず、あり得ない光景です。
ホテルの部屋に入ると、部屋の中には飲みかけのコーヒーカップが散乱し、ゴミ箱にはゴミがいっぱい。
フロントに苦情を申し立てると、悪びれた様子もなく
「ごめん、ごめん、忘れてたわ」
というノリでの返答。
30分ほどしてやっと片づけに来ましたが、その様子をみていると
「本当にこの部屋はきちんと掃除されているのだろうか」
と疑問を感じずにはいられませんでした。
しかも一泊1万円クラスのホテルでの出来事です。
それ以外にも、荷物の搬送間違いや、約束事を忘れる、注文を間違えるなどという出来事が日常茶飯事。
「おおらかでフランク」という見方ももありますが、裏を返せば「仕事に対する責任感が皆無」と言えます。
少なくとも私にとっては、居心地の良い環境ではありませんでした。
最近は、もっぱら日本での高級旅館で滞在することを楽しみにしています。
日本を旅行して感じた「ありがたい」という感謝の思い
海外で感じた思いとは、真逆の驚きが、日本での旅にはつまっています。
「ここまで気を配ってくれるのか」
「ここまで気づいてくれるのか」
というその驚きとともに、心の中に「ありがたい」という感謝の思いが芽生えます。
部屋に生けられた一輪の花やお香の香り、すみずみまで掃除の行き届いた空間、爪の先まで神経の行き届いた「おもてなし」の対応。
このような素晴らしいサービスを楽しめる「日本」という国の国民であることに誇りすら感じます。
「細かい、窮屈、神経質」などと感じる人もいらっしゃるかもしれません。
でも、私はやっぱりこんな日本が大好きです。
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