意外や意外!日本の食生活・食育が海外では素晴らしいと考えられている | JOYJOY〇JAPAN
私がワーキングホリデーで海外に行った時に、日本の文化らしい趣味や特技は一切ありませんでした。
舞踊が出来る訳でもなく、着物を着ることができるわけでもなく、三味線が出来る訳でもない・・・。
これと言った日本人らしい特技なんて全くありませんでした。
見た目も日本に居た時ですら
「インド人?沖縄の人?」
とか言われるくらいでした。
日本人離れした顔をしていたために、ワーホリに行ってから、尺八でも縦笛でもいいから何かやっておけばよかったなぁと、後悔したくらいでした。
しかし何故か語学学校に通ううちに、ブラジルの人たちから「ヤマトナデシコ」というあだ名がつけれられてしまいました。
どうやら私が無口だったからのようです。
余計な話をしない女性が外人の男性からみると、珍しかったようです。
単純に英語が出来なかったというのもありますが。
その後も相変わらずこれと言って、日本人らしい事が私自身出来ないなぁと思いながら、シェアハウスで毎日お料理をしていました。
海外はワンプレートが多いのですが、お皿一枚と言う手軽さに私もワンプレートで毎日食事を作って食べていたのです。
ところが一緒に住んでいるイギリス人や台湾人が毎回、私の作るプレートを覗き込んでいくのです。
そして不思議そうな顔をして、なんだか感心したように去って行くのです。
なんだろうなぁ、と思っていた矢先に台湾人の人から質問されました。
「味噌スープは日本人が好きなのはわかるけど、どうしていつも単品の野菜を付けるの?」
と言われました。
私は貧乏ワーホリ生活だった為に、シェアハウスの人から庭に出来ているオクラやネギなどを貰っては、軽くゆでて添えていたのです。
日本人には本当に極々当たり前の一汁二菜感覚でした。
ブロッコリーはゆでてマヨネーズをつけて食べていたら、
「ただゆでるだけの料理なんて貧乏くさい、僕はとてもそんなことできない」
と、オーストラリア人に言われました。
そういう彼は、太っていてカロリー計算をしたご飯を作ると言って、ライスをバターで炒めて食べていました。
なので、
「茹でただけの野菜こそ本当の野菜の味がわかるよ」
と話してブロッコリーにマヨネーズをかけて食べさせてあげた所、顔はうまい!!と驚きの表情で、その後ちょっとくやしそうに、
「マヨネーズがおいしいよね」
と言われました。
台湾人の女性には、
「あなたを見て居ると日本人が痩せている理由がわかるわ。食事のバランスが良いものね。」
と言われました。
その後知った事ですが海外ではひどい人だと、朝ピザを食べて昼にフィッシュ&チップス(W揚げ物)を食べて、夜にバーベキュー(肉とソーセージだけ)とかやる人も当たり前に居るそうです。
シェアハウスのイギリス人はトマトで煮込んだ手羽元を、ほぼ毎日三食食べていました。
好きな物しかとらないのです。
こういった事を目にすると、日本人の一汁二菜というのは本当に素晴らしい文化だと、他国に出てみて初めてわかりました。
海外では食に対する教育という物を、全く学んでいない人が多いのです。
子どもたちのお弁当も、ポテトチップスやポップコーンだったりするのは正直驚きでした。
私は日本人らしい趣味や特技が全くありません。
しかし、母親が教えてくれた食文化が日本人らしさにつながった事が、一番うれしい体験になりました。
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