他人の笑顔や喜ぶ顔を見るのが幸せと感じる人が多い日本 | JOYJOY〇JAPAN
日本には「おもてなし」という素敵な言葉があります。
おもてなしをして他の人が喜んでくれたら自分も嬉しいと感じる人種が日本人に多いのだと思います。
最近はその「おもてなし」を海外の人も大切にしようとしている傾向があります。
私が今暮らしている中国でも親切な人が増えています。
レストランに入って伝えたいことが上手く話せない時に、店員さんが自分のスマホアプリを使って翻訳してくれることもあります。
タクシーでも運転手さんが道を間違えた時に、言葉が通じなくても料金をサービスしてくれることもあります。
「商売だから仕方なく」という人もいると思います。
しかし、中にはこうして日本だけでなく「おもてなし」を素敵だと感じてきている国が増えているのではないでしょうか。
これはアジアでは多いと思いますがアメリカでは少なく感じました。
英語も堪能でない私が旅行した時のことです。
レストラン、ホテルでの会話以外に道を尋ねる時も、上手に喋ることが出来ない私に対してため息をつき軽蔑した眼差しをむけたり、首を振って背中を向けるアメリカ人が多かったと感じました。
たまたま私が接した人だけがそうだったのかもしれません。英語が下手すぎる私も無謀だったのかもしれません。
日本では日本語を話せない外国人観光客が多いのですが、対応する日本人は
(どうにか理解してあげよう)
(何とかしてあげよう)
という人が多いです。
翻訳アプリを使う人、カタコト英語や単語だけで何とか会話する人、身振り手振りのジェスチャーで伝える人、あくまでも日本語のみであろうと一生懸命会話する人・・・
英語を話せない日本人でもほとんどの人がどれかの方法でコミュニケーションをとろうとします。
少し前まではもしかしたら
「私は英語がわからない」
と言って逃げる人も多かったかもしれません。
それでも心の中では(申し訳ない)(英語が話せたらな)と感じていた人が多かったはずです。
決してアメリカ人のようにため息をついたり軽蔑した眼差しで去る日本人は少なかったと思います。
この日本人の優しさが、人に対する「おもてなし」だけでなく「もったいない精神」で環境にも優しい日本を保っていけるのだと誇りに思えます。