海外旅行をして感じた日本の「ダシ」のすばらしさ | JOYJOY〇JAPAN
私が海外で痛感した日本のいいものは「だし」です。
私は、台湾に行った際に、あまり新鮮ではない海鮮を食べてしまい、お腹を壊しました。
一週間の滞在の間、味の濃いもの、油気の多いものは食べる事が出来ず、食べていたのはおかゆとフルーツだけでした。
私は、海外ではできるだけ「現地の人に近い食生活を体験してみよう!」と決めてたので、コンビニなどには基本頼らず、食堂や、夜市で食事を調達していました。
そこで気づいたことが二点あります。
一点目は、台湾の料理は基本的に甘い味付けのものが多いということです。
ソーセージも砂糖が入っており、甘くて驚きました。
二点目は、油気の多い料理が多いということです。
特に夜市の屋台では、揚げ物が多く、食中毒にかかってしまった私にとって見るだけでも辛かったです。
海外でそんな生活を続けていたころ、私はふと、日本のだし汁が恋しくなりました。
あの澄んだ透明のスープ、優しく胃に染みるような優しい味。
懐かしくて懐かしくて、その時に、海外から日本に帰って一番に食べるものは「うどん」だと決めました。
この機会に、ダシについて考えさせられたのですが、よく考えると、だしは鰹や昆布、煮干しなど、素朴な材料から作られています。
あんなにシンプルな材料だけで、あんなに心までホッコリする味が作れるのは日本ならではだと痛感しました。
海外旅行は、台湾の他に、中国・韓国に行ったことがありますが、未だに日本のダシほど繊細に作られたスープは飲んだことがありません。
最近では、日本国内でも、「ダシ」が見直され、たびたびテレビでだしの飲み比べができる「だしカフェ」なども取り上げられるようになりました。
日本にいると、ダシは味噌汁やなべ料理、うどんやそばのつゆなど、とても身近なものなのであまり気が付かないかもしれません。
海外に出て、その国のローカルな食文化に触れると、いかに日本のダシが素朴ながらも繊細で、素晴らしいものなのか、ということに気が付かされました。