とてもアバウトなアメリカの時間感覚
アメリカで5年間生活していました。
何をするにも時間きっちりな日本で育った私にとっては、アメリカの時間にルーズなところはストレスがたまってばかりでした。
例えば、家の家電が壊れて業者を呼んだり、新しい家具や家電を買って配達を頼んだりした場合のことで比べてみましょう。
日本であれば
「○時にお伺いします」
というふうに時間がきちんと決められていて、業者さんや配達員の方はだいたいその時間きっちりに来ます。
逆に決められた時間に来なければ心配になったり、約束していたのに…と不満に思ったりすることもあります。
しかしアメリカにおいてこのようなケースがある場合、
「午前中に行きます」
または
「午後に行きます」
といった感じでアバウトな時間でしか指定されません。
よって、例えば
「午前中に行きます」
と言われると午前中はずっと外出できず、他の予定も立てられず、午前中はずっと家にいてひたすら来てくれるのを待つしかありません。
また午前中に来てくれればまたマシで、何の連絡もなしに午後から平気でやって来ることもありました。
それに対して謝ることだってありません。
よって業者や配達の来る日は、一日中外出はできないものと考えておいたほうがいいというのが私の経験です。
日本の時間厳守の文化は誇るべきもの
またバスや電車の時間も日本はきっちりなので有名です。
アメリカでバスや電車に乗る機会が何度もありましたが、遅れることは普通にあることで、それに対してクレームを言う人なんていません。
また雪などの天候によって何の連絡もなしにバスや電車が運休することだってありました。
一度、バスが1時間に1本しかないマーケットに生鮮食品を買いに行ったことがありました。
しかし、帰りのバスが来ないのです。
さらに1時間待たされることとなり、結局、買ったものがすべてダメになってしまった経験があります。
また宅配便サービスも日本は素晴らしいです。
時間指定が細かくできて、その時間にきっちり届けてくれるので予定が立てやすいです。
アメリカだと時間指定どころか日付の指定もできず、家の前に荷物がほったらかしに置かれていることが多々ありました。
日本人の時間にきっちりなところは本当に素晴らしいです。
アメリカで長い間生活すると、時間にルーズなところに慣れてしまい、友達との待ち合わせもルーズになってしまいがちです。
時間厳守は日本人の誇るべき習慣だと思います。
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