◆2014年、平成の大改修後の姫路城。大手前通り車内より撮影◆
姫路城。
塗り替えられたばかりの漆喰壁が白くまぶしいです。
大河ドラマ「軍師官兵衛」終了とともに、「平成の大修理」を終えたこともあって、
2015年現在もまだまだすごい混雑ぶりです。
というわけで、天守閣に登るのにはかなりの待ち時間が必要。
2015年8月時点では、入城するまで1,5~2時間マチでした。
「せっかく遠方から姫路城を訪れたのに、天守閣に登れずじまいだった」
という悔しい声もチラホラ聞こえてくるほど。
私も大修理以後、何度か車で訪れましたが、
サクラや紅葉の時期、イベント期はとくに駐車スペースすら確保できず、
そのままUターンするハメになったことも。
せっかく天気のよい日を選んで姫路城を眺めに出かけたのに、
「人の頭を眺めにいったようなモノ」になってしまうコトもしばしば・・・。
そういう時にはいさぎよく、姫路城は遠目に眺めるにとどめておいて、
姫路城周辺の観光スポットをそぞろ歩きするのも手。
お天気がよければ、姫路城から少し足を伸ばして、
景色のいい周辺施設を訪れるのも一興です。
【イチオシ!姫路城に入れなかったら、「好古園」か「姫路美術館」に行ってみよう】
出典 http://www.city.himeji.lg.jp/guide/map/castle/koukoen.html
姫路城の西隣には、「好古園」という大きな日本庭園があります。
映画ロケなどにも使われる渋い庭園で、
好古園からは姫路城の西からの姿を眺めることができます。
みなさん、この好古園にいったん足を踏み入れると、なかなか出てきません(笑)。
そのくらい、落ち着く場所なんです。
姫路城内は喧騒に満ちていますが、こちらはまるで別世界。
時の流れがゆっくりとしているんです。
私は姫路城に行くよりも、最近は好古園ゆきをメインに訪れているほどです。
この「好古園」は、元和時代の古い区画を活用して造園されました。
9つのテーマに分かれた回遊式庭園となっています。
出典 http://www.himeji-machishin.jp/ryokka/kokoen/yurai.html
私の好古園のオキニイリは、中庭の見事な枝垂桜、そして鯉の泳ぐ池です。
時間の余裕があれば、園内のレストラン「活水軒」で、
人気の「アナゴ重」を食してみてください(人気すぎて食べられない場合も)。
池の鯉や小さな滝を眺めながら、ゆったり食事が楽しめます。日本の”ワビ・サビ”を感じたいときは、この好古園へ是非。
そして、姫路城北西側に位置する「姫路美術館」もおすすめスポットのひとつです。
姫路城の東側遊歩道を歩いて、お城をぐるっと迂回(うかい)します。(上:姫路城を東から撮影)
秋はイチョウ並木が非常に美しい道路です。赤レンガの建物、「姫路市立美術館」です。
このハイカラな建物は、旧陸軍のものだそう。
常設展示&そのつどの企画展示の催しがあります。
入館せず、お庭だけ歩いて帰ってもOK。館内の小さなカフェで足休めしてもいい。
建物の向こうに姫路城天守閣がチラ見えしていますね。
お庭はほんとに手入れが行き届いていて気持ちがよく、閉館まで居座ってしまいます(笑)。
私は姫路城周りを散歩するとき、かならずここに立ち寄ります。
ものすごく静かです。ベンチがいくつかあって、そこで読書する人の姿も。
もちろん姫路城を訪れたなら、一度は天守閣に登っておくのがいいでしょう。
でも、もし思いがけない混雑で登城できない場合でも、
こうしてお城まわりのステキな景色を堪能することができる。
かなり満足度が高いです、お城周辺の景色。
お城まわりは木が生い茂り、天然の森になっています。
ところどころ公園になっているので、足を休めることもできます。
お城まわりをぐるりと一周すると、ほどよい距離のお散歩コースに。
毎日でも歩きたいくらい、魅力的なお堀まわりの自然。ぜひご堪能あれ。
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