「ニホニウムの発見がどれほどスゴイのかが分からなくて悲しい」 | JOYJOY〇JAPAN
「日本が初めて命名した」と盛り上がった、
113番目の元素「Nh」=ニホニウム。
これってものすごい快挙だそうではありませんか。
今まで元素記号の命名は、すべて欧米によるものだったんです。
そこへ、日本人が初めて元素の命名権を得た。アジア初ですよ、みなさん!
しかし、残念なのが「ニホニウム発見がどれほど偉大な発見なのか」が
ド素人の私にはいまひとつピンと来ない(涙)。
理系の人なら、この偉大さを「これはすごいぞ!」と理解できるんでしょうか?
かつて、元素記号のテストでつまづいてしまった私としては、
「番号の大きい元素記号の認定がどれほどスゴイのか」が
やっぱりわからないんですよね。己の無知が悲しいです。
詳しい人に聞いてみましたが、「番号の大きい元素は、その確認が難しい。
あの元素一覧表の下のほうになると、存在そのものが怪しいものもある」とのこと!
じゃあ、どうやってニホニウムを発見したんでしょうね?素人はちんぷんかんぷんです。
ニホニウムについての記事を日経で読んでみると・・・
「(前略)30番の亜鉛の原子を83番のビスマス原子に衝突させ、
核融合を起こすことで作った。
10年近い実験で作れたのは3個だった。」(引用:日本経済新聞)
なんだかすごい実験のようですが、やはりピンと来ません。
ただ、10年で3個っていうあたりで、根気のいる作業ということはよく分かります(笑)
理研が埼玉に持っている、このメカニック加速装置で原子同士をぶつけ、
その新しい崩壊経路により、ニホニウムの存在を確認したそうですよ。
(↑何を書いてるんだか自分でもサッパリ・・・)
で、このニホニウムを発見したことにより、私たちに何か恩恵があるのかどうかというと
今のところ、恩恵はないのだそうです(笑)
「存在を瞬間的に確認できた」というところに意義があり、
将来は医療分野などで有効活用できる日も来るかもしれないけれど、
今現在は、上の加速器で「Nh」を作った、というところまでで
十分すごいことなのだそうです。
元素番号の大きいものは「計算式的には存在しうる」んだけど、
それを「実際に確認できない」から、こういう機械で人工的に作り出すんですね。
図解YOUTUBEもあります。
なんだかすごい。しかしやはり頭の良い一部の人にしか分からないスゴさ。
そのスゴさについて言及できない者(私です)には、
「ニホニウムよりジャポニウムのほうがお洒落じゃない?」とか
そんなレベルでしか触れられないんですが、
「ジャポニウム」は昔、すでに日本人がある元素に命名しかけた歴史があり、
二度と使えない名前なのだそうです。
また、「ジャップ」という日本人への蔑称を想起させることから、
この名はは避けられました。
元素を命名する際には終わりに「-ium」(~ウム)を付ける決まりなので
その結果、「ニホニウム」になったそうです。
しかし、2016年夏現在、
まだ「ニホニウム」で完全決定したわけではありません。
本決定が下るのは2016年11月8日以降だそうで、その間は審議など
いろいろなことが行われるらしいんですね。命名ってそう簡単にはいかないんですね~。
元素表を順に埋めていく作業。化学者さんにとってはロマンチックなことなのでしょうね^^
私にはとっても遠い世界です(笑)