【断捨離ブームに乗っかって、調子に乗って捨てまくりDAYS】
「断捨離」。
日本中でものすごいブームになり、シンプルライフがもてはやされました。
TVや雑誌などのメディアでも取り上げられて、
モノを減らしまくる「ダンシャリ(断捨離)アン」なる人も誕生。
多分にもれず、私も「断捨離ライフ」にハマったひとりです。
そのとき、モノを処分することそのものが爽快で楽しかったので、
服や靴、バッグのうち40%ほどを捨てることに成功。
迷っていたあの服、このバッグを、ゴミ袋にガンガン詰めていく。
売れるものは売るけど、値のつかないようなモノがほとんど。
「なんでこんなの買っちゃったのか?」
ってモノも多い。モッタナイ精神が頭をもたげますが、
お構いナシに捨てまくりDAYでした。
でも、ただ流行に乗っかっただけで、なんの断捨離ポリシーもなかった私は、
けっきょく後悔に見舞われることになりました。
「あれ?あの服どこいったっけ?・・・しまった、捨てたんだった!」と。
考えナシにポイポイ捨ててちゃ、そりゃ後悔もします。
おろかでした、私。流行にすぐ乗っかる日本人の悪いクセです。
「断捨離」は、精神面から行う作業のことなのに。
捨ててモノが減って「あ~サッパリ♪」じゃいけないんですよね。断捨離って。
【断つ・捨てる・離す。すべて”縁切り系”ワードだけど、断捨離とは一体ナニ?】
「断捨離」とはいったいなんなのでしょうか?
その意味を考えずに、やみくもにモノを処分していくだけでは、
精神面に少ししかよい影響がありません。
もちろん一時的にサッパリするんだけど、それじゃ一過性の流行で終わっちゃいますね。断捨離とは、どうやら”日本の造語”だそうで、
もともとはヨガ用語です。「断捨離」は熟語ではなく、
「断行(だんぎょう)」・「捨行(しゃぎょう)」・「離行(りぎょう)」
の3つのワードの頭文字をあわせたものらしいです。
人生や精神面、生き方なども絡めて考えつつ、
自分にとっての要・不要のものを見極めていくことです。
その作業って、じつはすごく奥深いものなんですよね。
モノには、魂が宿ります。思い出も宿ります。
人間関係も、自分のプライドやトラウマも関わってきます。
それを捨てるという行為は、自分をいったん丸裸にして自身を見つめなおす作業。
忘れられない人との思い出の品、贈り物、写真、
亡くなった人の形見の品、憧れの人と同じアイテム。
過去の自分の栄光であるトロフィーや賞状。そして、モノだけではありません。メールアドレスや住所という個人情報、
人間関係の整理、SNSつながりの見直しなども断捨離にカウントされます。
断捨離を真剣にやってみると、自分にとっての大切なものだけが、最後に手元に残るんです。
ほんとうに大事なモノがなんなのか、鮮明になる。
けっこうドキドキします。断捨離のあり方は、自分自身のあり方でもある。
何にとらわれているのか、何に執着しているのか、どんな過去の傷を引きずっているのか。
客観的に、時間をかけて、冷静に自分を見つめなおす機会「断捨離」。
私も、そろそろ「人生をかけての断捨離」に着手したいと考えてます。
人生の幕引きの際に、身ひとつになっていることが目標です。
ひとりひとりに、それぞれの断捨離のドラマあり。
断捨離が成功すると、生まれ変わったようなキモチになれるそうですよ♪
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