【ドイツ語はなぜあんなにかっこいい?日本人好みの角々しさ】
ドイツ語。日本人なら、誰もが一度くらいは
「かっこいい・・・!」
日本の数字は「イチ、ニ、サン・・・」と発音しやすいのに、
ドイツ語だと「アインス、ツヴァイ、ドライ・・・」と、なぜかステキに響く。
数字の「55」にいたっては、「フュンフウントフュンフツィヒ」ですよ(笑)
覚えられる気がしない・・・!そして読むだけでも大変!
ドイツ語を生で聞く機会って、
ふつうに日本国内で暮らしてるとあまりないものですが、
折に触れてドイツ語を耳にするようなことがあると、
「ああ、なんてめんどくさい発音・・・だけどなぜか心地よい」
と感じるものです(私だけ?)。ドイツ語のカクカクした発音は、ほかの海外の言葉に比べても、すごく独特です。
どうしてあんな濁音やつまり音(「ッ」など)、長音が多いんでしょうね。
ふつうはどんな言語でも、より滑らかに、まろやかに変化を遂げるはずが、
ドイツ語はなぜだか、ヒトの口唇を一番複雑に動かすように出来ている気がします。
私の中では、ドイツって寒さがわりと厳しいイメージなんですが、
寒い地方ほど発音が簡易になっていくところが、ドイツではそんな気配はなさそうです(たぶん)。
本場ドイツ人も、自国の言語について「わりと堅苦しい」と思っている様子。
そういえば、日本語も同じく、他国には堅苦しい言葉に聞こえるそうですね。
ドイツ語と日本語、発音面で、どこか共通点がありそうな気もします。
ちょっと角張っているところとか。だから、我々の耳にも心地いいのかも?
でも、明らかにかっこよくてオシャレなのはドイツ語、という気がしますが(笑)
【ドイツ語は何を語ってもオシャレに聞こえる!?】
「Nasenbluten(ナセンブルテン)」。これ、なんだと思いますか?
答えは「鼻血」!鼻血ってちょっとオマヌケな言葉のイメージなんですが、
「Nasenbluten(ナセンブルテン)」って言っちゃうと、
何か崇高なもののように感じませんか?ほかにもいろいろあります。
★「もやし」は「ゾーヤボーネンシュプロッセン」(笑)。ものすごくハイセンスな植物チック!
★「精神科学」は「ガイステスヴィッセンシャフト」。ますます小難しそう!
★「誕生日おめでとう」は「ヘルツリッヒェン グリュックブンシュ ツム ゲブァーツターク」。長ッ!
年に1度、こんな長い言葉を友と交わしているんですね。なんかスゴイ(笑)。
とにかくドイツ語というと単語が長いイメージなんですが、
もっとも長い単語(複数)はというと、
Donaudampfschiffahrtselektrizitätenhauptbetriebswerkbauunterbeamtengesellschaft
(ドナウ汽船電気事業本工場工事部門下級官吏組合)
だそう!もう切れ目がどこなんだかサッパリです。
日本語と同じく、ドイツ語もスペースを入れなくてもよい決まりなので、
こんなに長い単語ができあがるのだとか。
逆に、かわいらしいドイツ語もあります。
たとえば、「真紅」=プルプルン(Purupurun)とか。胸キュン☆
「なぜに!?」とか思ってしまうんだけど、
海外から見たら変な発音の日本語もいっぱいありそうなので、
そのあたりはオアイコというべきか。
なんにしてもドイツ語の響きは日本人にとって興味深いモノなんです。
ちなみに、ドイツの国名の発音もドイツ語では
「Deutschland(ドイチュランド)」だったりして、かなりラブリーなのです。
それでは、この辺で。
Auf Wiedersehen!(アウフヴィーダーゼーン:さようなら)!
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