海外にいて痛感した日本の良い所、悪い所!日本の物について
私がアメリカで出産、育児をして感じたのは、アメリカという国は日本に比べて社会全体として子どもを大切にしているということです。
まず法律として、子どもを守るような法律が制定されています。
アメリカでは州によって違うと思うのですが、小学生の子どもはほぼどの州でも家で一人で留守番をすることはできません。
車の中に置いておくのもだめです。
少しでもおかしいと思ったら通報するシステムが広く浸透しています。
日本では夜泣きをしている赤ちゃんがいても通報する人はあまりいませんが、アメリカでは虐待を疑われてすぐに通報されてしまいます。
あまりにもすぐ通報されるのも困りものですが、とにかく他人の子どもに対しても、子どもを大事にしていないという事実に対してアメリカの社会全体がとても厳しいのです。
車の中で赤ちゃんが眠ってしまい、ほんの5分買い物に行くだけなら、日本ではよくある光景です。
しかし、アメリカでは小さな子どもを車に乗せたまま車から離れてはいけないのです。
極端な話、1秒でもだめです。
そんな場面が他のアメリカ人に見つかると通報されて重い罪が科せられるのです。
日本では小さな子どもが一人で留守番をしたり、親がゴミだしの時に一人で家にいるのは当然ですが、アメリカではそれもだめなのです。
家の敷地内から離れる時に子どもを一人にしてはいけません。
日本では、他人の子どもには無関心という風潮になってきてしまっています。
パチンコに親が行っている間に熱中症で車の中で子どもが亡くなったりするような痛ましい事件が起きています。
アメリカでは、そのようなことにならないように、特に警備員でもなく普通の人が駐車場で車の中をのぞいてチェックしてくれたりしています。
アメリカでは、1秒も置いていけないので、少々不便で大変でもありますが、それぐらい社会全体で子どものことを大切に考えているということです。
日本でも、もう少しよその子どもも大切にする心があれば、と思います。
日本では、満員電車に赤ちゃんを連れてでかけると白い目で見られます。
お母さんだって赤ちゃんだってそんな時間に出かけたいわけはありません。
病院など、やむを得ない事情で乗っているのです。
日本では妊婦や子連れが舌打ちされたり、嫌な思いをたくさんしています。
アメリカでは、子どもがいたり妊婦さんは席を譲ってもらえるのが当たりまえで、みんなニコニコして「今何か月?」と親切にしてくれます。
私はアメリカで妊娠、出産し、小さな子連れで嫌な思いをしたことは一度もありません。
日本は小さな子どもを育てるのに、育てにくい国だと帰国して感じています。
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