海外にいて痛感した日本と海外の「文化」と「常識」
日本の「普通」所謂常識は、世界では全く普通ではなかった。
海外旅行で北京に行くことがあったが国際線の空港から異なっていた。
出発前の待合所でお菓子や飲み物を食べる光景。
これは日本人でもよく見るが、異なるのはその後だ。
椅子に散乱されたゴミ、放置されたカート、自らが放置したのを気にすることもなく搭乗していった外国人を見て友人と唖然としたものだ。
「指定の位置に戻す」、「ゴミ箱へ捨てる」普通と思っていたのが普通ではないと知った一つ目のカルチャーショックであった。
実際北京へ到着してもゴミの分別などはあまり見かけなかった。
留学中の友人に聞くと逆に「どうして日本人はお金も貰っていないのに分別をするの?」というようなことを言っていたという。
他にも「誰も渡っていないのに赤信号で止まっているのが不思議」など、日本人の発想の範疇を超えたことも耳にしたようだ。
「笑顔で接客」は日本人特有の文化?!
さらに、「笑顔で接客」というのは日本人では比較的マナーとして接客業では欠かせないものだが、北京のスーパーでは凛とした表情の店員や、作業に集中している店員等、笑顔という感じは感じられなかった。
と、いうのも「人を見て笑う」が失礼に値する場合もあるようで、笑顔はあまり見なかったのだ。
また、彼らは大きな声で話し、言葉が分からない旅行者には、荒っぽく聞こえるところがあるだろう。
しかし、これも「あなたの悪口を言っているわけではありませんよ」というアピールだという。
これを聞いた時は驚いたが、知って見方が変わったのは事実だ。
北京へ行き、たくさんの文化の違い、考え方の違いを身をもって体験し、日本に戻ってからは、外国人旅行者のマナーに対しても寛容になることができた。
それぞれの国の文化
彼らは彼らの国で育ち、文化がある。
日本のルールを守るところ、人目を気にする「恥の文化」それは逆に、外国人からは謎に思うこともあるだろう。
どちらが良いとは一概にはいえなく、また、批判するのも違う。
それぞれのルールがあるということを知ることができた。
一度は海外旅行に行って他国の文化を感じてみるのも面白い体験である。
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