アメリカの接客は「そっけない」
アメリカから帰国すると、空港に着いた途端にどっと緊張感から解放されたことに気づきます。
当初は自分が日本人で住み慣れた土地に帰ってきたことがその理由だと考えていましたが、アメリカ人の友人も日本に入国した途端に同じような感覚を抱くと言います。
よくよく考えてみると、アメリカ、とりわけニューヨークなどの大都市では売店やレストランなどの場所でかなりそっけない対応をされます。
接客の笑顔は「お金次第」
例えばコンビニなどで50ドル以上の高額紙幣をわたすと露骨にいやな顔をされたり(偽造紙幣を疑うため)、ものをかってもお店の人はいやいやとしか思えないような口調でサンキューと返してきたりします。
日々こうした対応をされると、アメリカでの接客はこんなもんだとわかっていてもいい気はしません。
そして徐々に自分が常に身構えるようになっていくことに気づきます。
文句を言われないようにとか、変な対応をされないように警戒するようになり、常に緊張感をみなぎらせるようになっていきます。
確かに高級レストランや高級ホテルなどでは満面の笑みを持って迎えてくれますが、それは彼らが、自分たちのおもてなしが、高級ブランドの品質維持に重要な役割を担っていることを徹底的に教育されていること、またその見返りに高額なチップをもらえることが大きく影響しているのかなと感じたりもします。
笑顔も金次第なのかもしれません。
日本の接客は最高!
それと比べるとやはり日本での接客は快適です。
それこそ大衆食堂や町中のコンビニでも店員の対応はしっかりとしていますし、こちらが不快に感じるような対応をされることはほとんどありません。
接客の教育が徹底されていると言われればそこまでですが、こうした対応の積み重ねが、日本での日常生活をストレスなく過ごせる一つの大きな要因になっていると思います。
チップを払うことなく、アメリカの高級店と同じ対応をほぼ全てのお店で受けることができるというのは、日本が世界に誇れる美点であると思います。
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