「電化製品の進化」と「一家団欒」どちらがより幸せか
良くも悪くも日本の電化製品はすごいと思います。
どうして良くも悪くもかというと、日本の電化製品は壊れにくいし、付いているのが当たり前だし、夜は明るいのが当たり前。
それは物質的には豊かですが、人間としては良いこともあるし疑問点もあるんです。
世界の何か所かに旅行に行きましたが、例えばネパールの山の上の村ではほとんど電気がなく、手作りのアルコールランプで生活しています。
寒いけど暖房はなく、かまどの残り火や炭火の周りに家族が集まって、テレビも音楽もなく薄暗がりのなかで、静かに家族そろってお話しています。
毎日仕事に追われて、家に帰ってもテレビや音楽の音の中で、電気も明々と照らし、食事も会話もなく家族別々な私の家族を考えてみると、どちらがより幸せかというと、ちょっとわからなくなってきます。
ネパールは電化製品は何もないけど、夜はゆっくり眠ることができて、一家団欒を楽しめて、家族はお父さんを中心に暖かい一体感がある。
それは羨ましい気もしました。
海外では「電気がつかない」事もある
だからといって、やはり冷暖房は快適だし、テレビや音楽は楽しいし、インターネットも好きなので、退屈しそうなネパールの山中に住めるかというと別問題ですけれど。
山の中の生活は極端ですが、発展途上国に行くと、街のホテルでも考えられない事態が起こります。
暖房が効かなくて寒い思いをするので、必ず防寒対策が必要です。
インドでさえ寒い思いをしました。
タイではホテルの部屋に入ったら電気がつかず、フロントに言ったら10分以上カチャカチャやって、結局違う部屋に移されました。
先進国だって油断はできません。
ドライヤーを使おうとしたら、音だけは大きいものの、緩い風が吹く程度だったりします。
電化製品は日本が一番の「先進国」
今、日本の家庭では、様々な機能付き冷蔵庫や洗濯機、テレビやパソコン、スマートフォンや、PM2.5を吸い取れる空気清浄機もあるし、電動マッサージ機もあるし、髪がしっとりするドライヤーはあるし、LEDで、天井の電気は長持ちするし、停電など滅多にないし、海外旅行から帰ると、先進国中の先進国だなと思います。
ざっと家を見回しただけで10機や20機の電化製品がある状態。
それが当たり前になっているのが、海外比べたら別次元なのです。
一度、その当たり前感をとっぱらって、幸せの基準を考えてから電化製品を使うと、より豊かに、より良く電化製品を使えるような気がします。
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