海外にいて痛感した日本の良い所、悪い所!日本の物について
一昔前の家電製品などは、とにかく日本製というだけで他国の製品よりも「品質がすごく良い!」と思われていました。
実際に、それに見合う品質の製品が供給されていました。
しかし、最近は他の国の製品でも、日本の製品に負けない高品質のものが数多く販売されています。
そのため、「日本製=最高品質」という神話はなくなってきているのでは?と考えるようになってきました。
しかし、東南アジアにおいては、まだまだ「日本製=最高品質」という考え方が根強く信じられています。
「日本製=最高品質」といった考えを持ち続けて頂けるということは、喜ばしいことだと思いますが、たまに大きな勘違いをされている場合もあるのでちょっと考え物でもあります。
というのも、現在日本のメーカーが販売されている製品のほとんどは、実は日本以外の国で作られている「日本製以外」の製品が多いからです。
ただし、販売する製品に関しての品質管理は、かなり徹底されています。
この品質を管理するというシステムが今なお日本品質を高めていて、信頼を得続けているものなんだと思います。
なので、当然ベトナムで生産をし、日本品質で検査を実施し販売をされている製品も数多くあります。
そんな状況下でベトナムの友人から、「日本へ行ったら、○○という製品を買ってきて欲しい」とよく言われます。
ベトナムの友人からしてみれば、安くても他の国の製品を買って「安物買いの銭失い」になるくらいならば、少し高くても日本で買ってきた製品をベトナム使いたいということなんでしょう。
その気持ちは非常によくわかるのですが、、、
買ってきて欲しいと言われている製品のタグを見てみると「Made in Vietnam」と書かれています。
つまり、ベトナムで生産された製品が検査されて日本で販売されているだけなんです。
ならば、わざわざ高いお金を出して日本でものを購入するよりも、同じメーカーの同じ製品でベトナムで販売されているものを購入しても同じだと思うのですが、ベトナムの友人は「日本で販売されている物の方が安心できます」と言って、日本で購入して欲しいとお願いされることになります。
決して国が豊かな方ではないベトナムなので、少しでもお金がかからないようにと思うのですが、「日本製品は最高品質」という神話の方が強い魅力になるようです。
そう考えると、日本は、その神話がいつまでも神話であり続けるような製品を作り続ける、販売し続けることが必要だと考えさせられます。
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