富士山を遠くから見ると青いのに、近くで見ると茶色なのはナゼ? | JOYJOY〇JAPAN
昔、富士山にバスで5合目まで登ったときのお話。
富士山のふもとの旅館に一泊し、翌朝バスで富士登山することに。
子どもだった私は、「いつも山肌が水色に見える富士山、
岩は実際にはどんな色をしてるんだろう?」とワクワクしていました。
ぱっと見、富士山って水色の岩石でできているように見えるんですよね。
「あれ?意外とふつうの山だなぁ」とフシギに思ったものです。
木が生い茂り、土もちゃんとある。けっして岩でできた山ではなかった。
そして着いた5合目。バスから降り立った私は、その光景にびっくり。
ゴロゴロと岩の多い赤土だらけだったからです。
「全然青くない・・・!」とショックを受けた私は、
富士山そのものよりも、空気の薄さやお菓子の袋の膨張、気温差などに夢中でした。
そして下山して、富士山を振り返ると、やっぱり青いんですね。
やっぱり富士山中腹はキレイな水色~群青色。
「どうなってるの?」とフシギでたまらず、親に訊くと、
「空気の層がどうのこうの」などと言っていました。
でも、当時の私には意味がよく分からなかったです。
実際の色と違って見えることがあります。
時間帯や天気によっても、色が変わりますよね。フシギなことです。
で、富士山はなぜ遠くからだと青にみえるのか?
それは、空気の層がカギだったのです。
富士山と自分との距離が大きければ大きいほど、その間にある空気の層は厚くなります。
富士山そのものは、ぜんぜん青くないんですが、
空気中の青い光のみが乱反射することで、私たちの目には青っぽく見えるのだそうです。
さらに遠くからみると、富士山は青でなくグレーに見えてくるはずです。
これも空気の層の仕業だそうですよ。
「富士山は遠景がもっとも美しい」と言われるのは、このためだったんですね。
実際に富士山に登って雲を見てみると、まとまった霧のように空中に漂っていて、
ちぎれたワタガシみたいな印象でした。
手で触れる距離に、ふわふわしている感じです。手で払うと消えてしまう。
すごく地面に近いところに浮いている雲。あれは子供心にフシギそのものでした。
そして、やっぱり富士山でも、高度があがるにつれ、
自販機のドリンクがどんどん値上げになっていく(笑)。
これは、運搬コストが加算されるためだと思いますが、
休憩所ごとに缶ジュースが値上がりしていくのが面白かったです。
5合目だとかなり高かったと記憶しています。
なので、富士山に登るときは、
「重くてもジュースは高度の低いうちに買うべき」と
学んだ私なのでした。
あと、ポテチの袋の膨張を観察するのも面白いです。
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