◆2007年本丸真下の広場より撮影◆
【この姫路城の写真をみて、「どこか変」だと気づきませんか・・・?】
大改修以前、2007年の姫路城です。
かなり城壁が汚れてきて、白と黒のコントラストが落ちているのがわかります。
この日はお天気がよく、青空が美しかったです。
空に向かってそびえ立つ姫路城。なんとも勇壮です。
さて、この写真は正面からではないですが、
「なんだか変だな」と気づく点はないでしょうか?
じつは、バランスがおかしいのです。
天守閣の中心線からずっと下に視線を移動させていくと、
じつはデザインがズレているのが分かるんですね。
窓の位置から、中心線がズレていることがお分かりいただけるでしょうか。
どうやら設計ミスらしいのです。
建物そのものの強度に問題はないらしいですが、
ウワサでは、この設計者はクビをハネられたとか・・・(!)。
この姫路城を造るとき、かなり完璧を求めたとのことなので、
時代的にやむをえないのかもしれませんが・・・それにしても痛ましいことです。
姫路城を正面から眺めることがあったら、中心線を確かめてみましょう。
素人目にも明らかなズレが確認できます。
【姫路城にはさまざまな”いわれ”がある!あのお菊井戸は姫路城にあった】
◆桜の頃の姫路城。三の丸広場より撮影◆
姫路城にはさまざまな血なまぐさい逸話が残されていますが、
そのうちのひとつに、あの有名な怪談「お菊井戸」の話があります。
”夜な夜なお皿を数える声が聞こえる”というアレですね。
「いちま~い、にま~い・・・」とお皿を数える女の幽霊。
ただ、この伝説は眉唾モノで、真偽のほどは定かでないそうです。
出典 https://ja.wikipedia.org/wiki/
これがその「お菊井」。
姫路城の広場の隅っこのほうにさびしく朽ちています。
井戸はフタが閉じてあり(安全対策?)、中は覗けません。
そのせいか、貞子が這い出てくるような怖さはない。
ただ、打ち捨てられたような井戸が不気味で、写真を撮る気にはなれません。
変なモノが写りこんでも困りますしね(笑)
ちなみにこの「お菊井戸」の物語は、
『10枚セットだった大事なお皿のうち、1枚を割った下女が、
罰としてこの井戸に投げ込まれた』という内容。
でもこれも諸説あって、もっと込み入ったストーリーのものもたくさんあります。
姫路城だけでなく、各地の井戸でこれに似た伝説がのこされています。
ほかに、血なまぐさい逸話といえば、姫路城一階の壁や床の木板に、
刀傷による大量の血痕が残っていたという話も。
これは実話のようです。ただ、あまりに生々しいため、
消されたか、板を取り替えられたか・・・。
今では見ることができませんが、昔は血痕がそのまま展示されていたそうです。
なんでも、天井のほうまで血しぶきが飛んでいたのだとか・・・!
(↑これは実際に見た人がいます)
血天井の話は、日本各地のお城や建物でも伝わるもの。
時間が経って黒く変色した血。なかなか不気味です。
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