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今、話題のアイテム!【印伝(いんでん)】とはいったい何?

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【東京駅構内で手に入る!人気の『印伝グッズ』がとにかく美しい】

印伝(いんでん)。

日本が誇れる伝統工芸品です。鹿革の上から、漆(うるし)で模様をつけたもの。

鹿革に漆をプラスするって、ちょっと斬新な組み合わせだと思いませんか?

漆って、そもそもなどを彩るものだと思い込んでたんですが、

革に漆で細工ってできるものなんですね~。独特の風合いに感動してしまいました。

tokyo東京駅をブラブラしていたら、お土産コーナーに印伝小物が沢山並んでたんです。

バッグやお財布だと、さすがにサイズによっては値が張るものもあるんだけど、

雑貨小物系だと、気軽に手が出せる価格帯。

触るとヒンヤリと冷たいんだけど、体温が革に移ると、しっくりと手になじんでくる。

造りがものすごくイイです。歪みや縫製ミスなんてまったくない。

うっとりしてしまうほどの芸術品です。

CIMG2351上は印鑑ケース(男性向け?)。親切に朱肉つきです。

漆の模様のところはツヤツヤしていて、プックリ盛り上がっている。

不思議な手触りです。こんな素材の和小物に出会うのは生まれて初めて!

落ち着いた色柄がたくさんあって、どれにしようかかなり悩みました。

周りのお客さんも印伝の魅力にとりこだったようで、

印伝コーナーの周囲は押し合いへし合い。

東京駅内にこんなステキな和小物が売られていたなんて、気づかなかったです。

今、印伝小物はすごく注目されている和雑貨。

話題の旬アイテムなんです。若い人から年配の方まで大人気。

とにかく品質がスバラシイ。きっと手にすると誰もが欲しくなる風合い。

CIMG2349こちらはキーケース(女性向け?)。

トンボ柄と迷ったんですが、ちょっとゴシックなえんじ色×黒バラが珍しいので

思い切ってこの柄をチョイス。派手柄ながら落ち着いた印象です。

革はしっかりしていて、最初は固く感じるかもしれませんが、なじんでくると

柔らかく手肌にフィットしてきます。傷みにくく丈夫。

さて、印伝のすばらしさは直に手に触れて感じられたんですが、

印伝のことはまだ何も知らないので、ちょっとここで学んでみたいと思います。

【総本家は甲州の「印傳屋」さん。天正時代創業の歴史ある伝統技】

inden-ya出典 http://www.cooljapanpress.com/topics/inden_ya/

戦国時代の武将の服や7、江戸の粋人たちの服を彩ってきた、

甲州(山梨県)発祥の皮革工芸品『印伝(いんでん)』。

創業400年という歴史ある工芸技術ですが、

職人さんの数は、残念ながら減ってきているのだそう。

印伝の創始者とは、「上原勇七」とされています。

創業当時は、戦国時代まっただ中。「上原家」は武将の血筋で、

この印伝は当初、武具として作られていたそうなんです。

現代の印伝と同じ技術は、当時はまだ開発されていなかったようです。

ただ、鹿皮に漆をすりこんで模様を付ける、という点は現在と同じなのだそう。

完成まで時間と技術を要したこの印伝づくりには、まさに匠の技が必須だったようです。

gara出典 http://www.cooljapanpress.com/topics/inden_ya/

当時の人気の柄は、このトンボや小桜。

東京駅内にも、この印伝柄のアイテムがたくさん並んでいました。

かわいらしさの中にも、力強さのこもった造りと柄。

日本的ながら、斬新さを兼ね備えた先進的なデザインに感じられます。

技術面は進化しつつも、伝統はきっちり守り続ける印伝職人のグッズたち。

現在はニューヨークに進出し、世界的人気を誇っているそうです。

この甲州の印伝屋総本家の正式名称は『株式会社 印傳屋上原勇七』。

ホンモノの和の工芸品の良さを味わってみてください。



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