『紅葉の錦神のまにまに』…日本の紅葉は神に捧げたくなる美しさ

『紅葉の錦神のまにまに』…日本の紅葉は神に捧げたくなる美しさ

「このたびは 幣も(ぬさも)とりあへず 手向山(たむけやま)

紅葉の錦 神のまにまに」。

百人一首の1つで、学問の神様・菅原道真公が旅路の途中で詠んだ歌です。

宇多上皇の旅にお供した菅原道真は、

道祖神に捧げる幣(ぬさ:紙や布の捧げもの)を用意できなかったかわりに、

「この美しい紅葉を捧げましょう」と詠っています。

”神のまにまに”という表現は日本らしくゆかしくて美しいですね。

<神様のお思いのままに>というような意味だとされていますが、

つまり上皇の旅で、紅葉の錦の美しさを

”旅の無事を祈るための捧げもの”にしようと思ったワケです。

日本はやおろずの神が万物に宿っているといわれますが、

ほんとうに神様に捧げたくなるほど色とりどりの紅葉は神々しいです。

海外のメイプルと同じ種類のモミジ(=カエデ)ですが、

日本には日本特有のモミジの種類も存在しています。

日本のモミジは葉っぱの切れ込みが深いのが特徴。サイズも小さめです。

そして、秋には真っ赤に色づきます。

イロハモミジ、ヤマモミジなどが日本のそれに当たります。

シロップで有名なカエデ(メイプル)は、葉っぱのフチがギサギサしています。

カナダの国旗に使われるのがメイプルですね。

【最近は温暖化らか日本のモミジがなかなか色づかない】

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近年は12月にやっと紅葉する年もあり、なかなか日本でも

紅葉狩りそのものが難しくなってきました。日本はいったん降ると雨足が強いため、

モミジはすぐ散ってしまいます。というわけで、今回は滑り込みで

雨の降る前に紅葉を拝みに行きました。

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兵庫県たつの市の龍野城です。ここは紅葉が有名な場所。

外郭のみの城跡ですが、このあたりはほんの少し京都っぽい城下町らしさが残り

とりわけモミジの時期はにぎわいます。

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<赤や黄色の 色さまざまに>という「もみじ」の日本唱歌のままに、

いちどきにいろんな色のもみじが目に鮮やか。

あいにくの曇り空だったため燃えるような赤色ではなかったにしろ、

久々に紅葉らしい紅葉を拝めてホクホクです。

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急に寒くなったためか、緑の葉を残したまま一部紅葉中。

これはこれで素敵です。赤と緑が入り混じる光景。

そうそう、余談ですが、紅葉の葉って成長するごとに

突起の数が増えていくそうです。最初は5股に分かれていて、

小さい葉っぱはまるで赤ちゃんの手のようですが、

大きくなってくると7股くらいに分かれていきます。

落ち葉を拾いながらそういうのを観察するのも日本の秋の楽しみです。

私はモミジ葉を拾うごとに、コーヒーフィルターに挟んだ上(水分を除去)

電話帳や辞書のあいだに挟み、押し花(葉)を作っています。



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